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黄砂や花粉が車に与える影響について
花粉がボディに付着すると表面が汚れるだけでなく、雨などで水分を含むことでペクチンという物質を放出しますが、乾くことでこのペクチンが塗装面に侵食してしまい、ボディの腐食の原因になることもあります。 また、黄砂の中にはシリカなどの硬い鉱物が含まれているため、塗装面を傷つけることや、ワイパーを使用した際にフロントガラスを傷つけてしまうこともあるようです。さらに雨などで水分を含んだ黄砂が乾燥して固まると、ボディのシミの原因になることもあります。 その他にも、花粉や黄砂の粒子はとても細かく、ボンネットの隙間から入り込みことで、エアフィルターやエアコンフィルターの目詰まりを引き起こすことや、窓の隙間などから車内に入り込み、ダッシュボードやシートなどを汚してしまうこともある厄介なものです。黄砂や花粉の汚れを落とす方法と対策は?
タオルでの拭き取りはNG、洗い流すことが先決です
花粉や黄砂で汚れた車のボディをきれいにする際に、いきなりカーシャンプーをつけたスポンジで擦ることやタオルで拭き取ると、塗装面を傷つけてしまう恐れがあります。 花粉や黄砂は高圧洗浄などの強い水流を使ってきれいに洗い流してから、カーシャンプーをよく泡立てて洗えば塗装面を傷つけることなく洗車が可能です。 また花粉によってシミができてしまった場合は専用の洗浄剤の使用や、花粉は熱に弱いため60℃~70℃くらいのお湯をかけることで、取り去ることができます(火傷にはご注意ください)。車内の黄砂や花粉を取り去るには掃除機がおすすめ
ダッシュボードに積もった花粉や黄砂は、濡らしたタオルでも拭き取ることができますが、シートの上やフロアマット、細かい箇所に入り込んだものは掃除機で吸い取ってしまうことが手軽でおすすめです。 また、掃除機をかける際には、排気口から花粉や黄砂の粒子が排出されることもあるので、ドアや窓を開けて行いましょう。 なお、車内清掃用の掃除機が使えない場合は、粘着テープを使うことも有効です。ボディを花粉や黄砂から守るためには
花粉や黄砂による汚れからボディを守るためには、飛来する前にワックスやコーティング剤で塗装面を保護しておくことが有効です。 なお、花粉や黄砂が飛来中にワックスやコーティングをすると、ボディに花粉や黄砂を擦り込むことになりますので、特に大量に飛来している時は作業を避けましょう。 また、フロントガラスは撥水加工をしておけば、花粉や黄砂のこびりつきを防ぐ効果があります。乗車する際の黄砂・花粉対策も押さえておきましょう
車内に花粉や黄砂を持ち込まないのが一番です
花粉や黄砂のアレルギー症状が運転中に出てしまうと、集中力や判断力が低下してしまうので運転に支障をきたす恐れがあります。 まずは花粉や黄砂を車内に持ち込まないことが、一番の対策といえるでしょう。 そのためには、衣服に付いた花粉や黄砂を乗車前に払い落とすことはもちろんですが、乗車する前に静電気防止スプレー(人体用と衣服用があります)を使用することも、花粉や黄砂を払い落としやすくする効果が期待できます。エアコンは外気導入がおすすめです
花粉や黄砂が飛来している時には窓を開けることはNGですので、エアコンを外気導入で使用して車内の換気をしましょう。 JAFがおこなった「内気循環と外気導入の車内環境検証」では、内気循環と外気導入での車内での花粉の量はほとんど差がありませんでした。 長時間の内気循環では車内のCo2濃度が増加していまいますので、花粉以外の問題が発生してしまいます。イオン発生器付きの空気清浄機もおすすめです
最近では小型の車載用空気清浄機が、種類も豊富に販売されています。 中でもイオン発生器付きのタイプは、イオンによる静電気除去効果も期待できるので、車内の花粉対策として効果が期待できるようです。 また、エアコンの吹き出し口やシガーソケットに取り付ける単体のイオン発生器も、各メーカーから販売されていますので使ってみるのもよいでしょう。まとめ:黄砂や花粉の対策
今回は花粉や黄砂がボディに与える悪影響、や洗車時の注意点、花粉対策について紹介いたしました。 花粉や黄砂は粒子が細かいだけに、完全に車内への侵入を完全にシャットアウトすることは、なかなか難しいものです。 今年も花粉や黄砂のピークはこれからやってきますが、車のボディはこまめな洗車とワックスやコーティングで花粉や黄砂の塗装への悪影響を防ぐ、車内には花粉の侵入をできる限り防いで、侵入した花粉は早めに除去することが、対策として重要だといえるでしょう。 【参考】 ● チューリッヒ保険会社「車についた花粉や黄砂の汚れを除去するには?洗車方法や対策について」【サイト監修者】
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