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一般車では絶滅状態でもタクシーでは健在

現代でもスタイリッシュな装備や便利そうな装備
リトラクタブルヘッドライト
普段はボンネット内に格納されていますが、ヘッドライトを点灯させるとポップアップするリトラクタブルヘッドライトは、フェラーリやランボルギーニをはじめ国産車でもトヨタ2000GTなど、数多くのスポーツカーを中心に採用されていました。 ところが日本では2002年にマツダ・RX-7の生産中止を最後に、搭載された新車は姿を消しています。 なお、点灯時の空気抵抗増加や事故や故障時にライトが使用できない、衝突時の歩行者保護などが、リトラクタブルヘッドライトが採用されなくなった理由といわれています。フロントウィンドウ前部の三角窓
カーエアコンが普及していなかった1970年代までは、フロントウィンドウの前部に三角窓が取り付けられていました。 三角窓は通常のウィンドウと違って、開けると車外にせり出す形になることから、走行中は強制的に外部の導入ができる構造になっています。 さすがに最高気温も高い現代の真夏にエアコンの代わりに使うことは厳しいのでしょうが、春や秋に爽やかな風を感じて走行するのには、現代でも快適な装備といえるかもしれません。ボンネット上のマスコット
かってはメルセデスベンツの「スリーポインテッド・スター」やロールスロイスの「フライング・レディ」など、高級車のボンネット上は、ブランドの象徴ともいえるマスコット(立体的なエンブレム)で飾られていました。 国産車でも日産・シーマなどの高級車に使用されていましたが、2001年に事故時に歩行者を保護する観点から保安基準が見直されたことから、徐々に姿を消しています。 現代でもロールスロイスなど一部の高級車に装着されていますが、格納式や可倒式など安全に配慮されたものが、わずかにみられる程度です。当時ならではの装備も数多く存在しました
エンジン始動時のチョークレバー
現代の車のように電子制御の燃料噴射装置が普及していない1970年代半ば頃までは、ガソリンと空気の混合比を調節するキャブレターが使われていました。 そのため、当時の車はエンジンが冷えている状態で始動する際には、ダッシュボード下部に取り付けられたチョークレバーを引いて、ガソリンの混合比を上げることが必要であったようです。 現代では考えられないことですが、チョークレバーを引きすぎると、プラグがかぶってエンジンがかからないなど、当時はエンジンをかけるのも一苦労でした。喫煙者の減少とともに消えた灰皿
現代ではタクシーやレンタカーでは禁煙とされていますが、かっては喫煙者も現代よりはるかに多かったことから、ほとんどの乗用車に全席分の灰皿が標準装備されていました。 ちなみに灰皿は引き出すタイプやドア部分に内蔵されたものなど、さまざまなタイプがあったようです。 また、灰皿とともに電熱式のシガーライターも装備されていましたが、現代では一部のメーカーを除き、多くのメーカーでオプション設定されているのみとなっています。時速100kmを超えるとアラーム音が鳴り響く
1986年に法律で装備義務が廃止されるまで、国産車では時速100㎞を超えると、速度超過を「キンコーン キンコーン」と大きめの音で知らせる速度アラームが装備されていました。 こちらも輸入車には義務付けられていなかったため、フェンダーミラーと同様に批判を浴びて廃止されています。 ちなみに、アラームが鳴らないように配線を切ってしまうと、当時は車検も通らなかったそうです。まとめ
今回は昔の車では当たり前に装備されていたが、現代の乗用車では見られなくなった装備をいくつか紹介いたしました。 時代の流れで消え去った装備、今でも一部では使われている装備もありますが、懐かしく思う人も少なくないかもしれません。 これから先、車のEV化や自動化が進んでいくと、マフラーやシフトレバーも懐かしく思う時代が来るかもしれませんね。 【参考】 ● シニア世代には懐かしい昭和・平成の国産車を紹介【サイト監修者】
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