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車を1カ月乗らないと、トラブルが発生することも

長期間乗らないことで考えられるトラブル

バッテリーが上がってしまう
車を長期間動かさないで発生するトラブルの代表格ともいえるのが、バッテリー上がりです。 車のバッテリーはエンジンを回転させることで充電されて、電力が維持されていますが、エンジンをかけない状態が続くと充電ができないだけでなく、自然放電をすることによって、バッテリーはどんどん消耗してしまいます。 また、エンジンを停止させた状態でも、車は盗難防止装置や車載コンピューターバックアップ電源などもバッテリーの電力を使用しているため、車を動かさない期間が長いほど、バッテリー上がりのリスクは高くなるといえるでしょう。タイヤの変形やひび割れ
タイヤは車を動かさなくても空気圧は徐々に減っていきますが、長期間にわたって空気圧が低い状態を継続させていると、タイヤが自重に耐え切れなくなり変形してしまう可能性があります。 とくに接地部分にフラットスポット(平らに変形する現象)ができてしまうと、走行時にゴトゴトと音がすることもあり、安全面からも交換が必要です。 また、駐車場所によってはゴムの硬化が進み、ゴムの表面にひび割れが発生してしまい、交換が必要となることも考えられます。エンジン内部の油膜切れ
車のエンジンを長期間動かさないと、エンジンオイルがエンジン内部のオイルパンにすべて落ちてしまい、エンジン各部の油膜が失われることによって、腐食やサビが発生することがあります。 また、そのままの状態でエンジンをかけようとすると、細かい鉄粉が直接シリンダーなどにあたることから焼き付きを起こす可能性も考えられるでしょう。 長期間停止させていたエンジンをかける前には、エンジンオイルの量や状態のチェックを行い、状態によっては補充やオイル交換が必要です。エアコン内部にカビが発生
長期間使用されなかったエアコン内部にはカビが発生して、エアコンを使用した際に悪臭を放つことや、カビの胞子を吸い込むことによる健康被害が出る恐れもあります。 特に梅雨時など湿度が高い時期にはカビが発生しやすいので、エアコンを久しぶりに使用する際には、窓をしばらく全開にしておくなどの注意が必要です。長期間動かさない時に、事前に行うべきこと

タイヤの空気圧を高めておく
車を長期間動かさない時は、空気圧低下によるタイヤの変形を防ぐために、空気圧を通常より高めに補充しておきましょう。サイドブレーキは解除しておく
サイドブレーキをかけたままで長期間放置していると、ワイヤーが伸び切ってしまうことや固着してしまう可能性があります。 ただし、サイドブレーキを解除したままでは、何かの拍子に車が動き出してしまう恐れもありますので、必ずタイヤ止めを使用して動かないようにしておきましょう。車内の除湿対策をしておく
長期間にわたって車内を密閉しておくと、時期によっては車内の湿度が高まってしまい、シートやフロアマットなどに、カビが発生する可能性があります。 車内の湿度上昇を抑えるためには、大きめの除湿剤を置いておくとよいでしょう。バッテリーのケーブルは期間に応じて外す
バッテリーのケーブルを外すことで自然放電をある程度は抑えられますが、時計やラジオだけでなく、カーナビや車載コンピューターなどのデーターがリセットされてしまい、次に電源がオンされたときに不具合が発生する可能性があります。 このようなデメリットを考えると、1カ月や3カ月くらい動かさない程度でしたらケーブルはそのままにしておき、それ以上の期間になる際には、マイナス端子のケーブルを外したほうがよいといえるようです。まとめ
今回は、車を長期間動かさない場合に起こりうるトラブルと、事前に行うべきことを解説いたしました。 車を長期間動かすことができない場合には、前述しましたように事前の準備をしておくことで、ある程度の劣化やトラブルは防げますが、定期的に走行させることが一番の対策ともいえます。 もし可能であれば、自動車保険の運転者制限を確認したうえで、家族や友人に定期的に運転してもらうことも、劣化を防ぐ対策としておすすめです。 【参考】 ● 車を長期間乗らない時の賢い保管方法-C.C.Road | トヨタカローラ千葉【公式】【サイト監修者】
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