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ウィンドウウォッシャーの歴史は意外に古い
現代の車では、レバーを操作するだけでウィンドウウォッシャー液が噴射されると同時に、自動的にワイパーが動いて拭きとりますが、ウィンドウウォッシャーが誕生したのは、今から90年前の1930年代のアメリカだといわれています。 その後、1950年代には、現在のようなウィンドウウォッシャー液の噴射と同時にワイパーが動くものが、アメリカのTrico社によって開発されました。 また、現代では電動で噴射するのが当たり前になっていますが、1970年代頃までは手動式や、中にはルノー4(キャトル)のように、足踏み式のポンプで水を噴射させるものも存在していましたが、1980年代になると国産車の多くは、電動式に切替えられています。大きく分けると4つのタイプがあります
ウィンドウウォッシャー液として販売されているものには、原液タイプと水で薄めて使用する希釈タイプがありますが、目的別に分けると以下の4つのタイプに分類されます。 タイプの違うものを混ぜると、それぞれ持つ効果が低下する場合がありますので、基本的には混ぜないようにしましょう。ノーマルタイプ
カー用品店やホームセンターなどで、ボトルに入ったものが安価で売られている、もっとも一般的なウィンドウウォッシャー液です。 成分はメタノールと界面活性剤が中心で、防腐剤や防錆剤、着色料なども混ぜられています。 また、一般的にブルーに着色されていますが、タンク内で量を確認しやすい、他の液体と間違えないようにするなどの理由からです。撥水(はっすい)タイプ
雨の日の走行時に、フロントガラスに付着した雨水を弾いてくれる役割をもったタイプです。 シリコンやフッ素などが混ぜられているので、車の速度に応じてワイパーを使用しなくても水滴を弾いてくれるだけでなく、汚れも付着しにくくする効果もあります。油膜取りタイプ
油膜がフロントガラスに付着すると視界がぼやけるなどしますが、ノーマルタイプのウィンドウウォッシャー液だけでは、油膜をきれいに除去することができません。 フロントガラスの油膜除去や、油膜の付着を予防するためには、油膜除去成分が入った油膜取りタイプを利用することで、良好な視界を保つことができます。 また、油膜取りタイプを使用する際には、撥水タイプと混ぜてしまうと、お互いの効果を打ち消しあってしまうため、特にこの2つのタイプを混ぜないように、気をつけましょう。凍結防止・解氷タイプ
冬場の寒冷地ではノーマルタイプのウィンドウウォッシャー液で濃度を高くしても、タンク内で凍ってしまうことや、噴射させた途端にフロントガラスに凍りついてしまい視界が悪くなってしまうことがあります。 寒冷地にお住まいの方やスキー場などに出かける際には、氷結温度がマイナス40℃以下の氷結する温度が低い、凍結防止・解氷タイプを選ぶとよいでしょう。 また、使用する際には、マイナス10℃まで気温が下がる地域では、マイナス30℃まで対応のものを選ぶなど、能力に余裕があるものを選ぶことをおすすめします。ウィンドウウォッシャー液の代用品について
食器用洗剤の使用は避けたほうがよい
食器用洗剤はウィンドウウォッシャー液に比べて粘度が高く、乾燥してくるとゲル化してしまいます。 長期間にわたって使用をしていると、ゲル化した食器用洗剤がホースやノズルを詰まらせてしまう可能性もあるようです。 また、噴射時にボディーに付着したものが乾き、塗装のシミになってしまうことも考えられますので、使用は避けるべきといえるでしょう。水道水のみでの長期使用はおすすめできない
希釈タイプのウィンドウウォッシャー液は水道水で薄めて使用しますが、水道水だけでの長期間の使用はあまりおすすめできません。 水道水にはおもに殺菌の目的で塩素が入っていますが、数日間で効果がなくなってしまいます。 そのため、長期間にわたって水道水のみを使用していると、タンク内にカビが発生して、ノズルやホースを詰まらせてしまうことも考えられます。 また、冬季には氷点下0℃で凍結してしまうこともありますので、出先でウィンドウウォッシャー液がなくなった際など、緊急時のみと考えたほうがよいでしょう。まとめ
今回は、ウィンドウウォッシャー液の歴史、用途による種類、代用についての注意点を紹介いたしました。 普段はあまり気にかけることのないウィンドウウォッシャーですが、雨天や雪道の走行時に視界を確保するためには、はなくてはならない必要な装置です。 良好な視界を確保するためにも、用途に合ったウィンドウウォッシャー液を選ぶことをおすすめします。 【参考】 ● チューリッヒ保険会社「ウォッシャー液の補充」【サイト監修者】
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