
ベントレー史上最強のSUVが日本に上陸しました。4.0L V8ツインターボで650PS、0-100km/h加速3.6秒。前世代の6.0L W12モデルを排気量2L減・気筒数4気筒減で凌駕する数値設計が話題です。
2026年5月13日に日本市場導入が開始された新型ベンテイガ スピード。4.0L V8ツインターボ650PS、0-100km/h加速3.6秒、最高速度310km/hを実現する、ベントレー史上最もパワフルなSUVです。本日5月16日(土)から17日(日)にかけて、横浜会場で特別試乗イベント「Bentayga Speed Driving Days」が開催中です。
出典:ベントレー モーターズ ジャパン公式プレスリリース『新型ベンテイガ スピード 遂に日本上陸!』(2026年5月13日 10時00分配信)
「V8でW12を超える?」と思われた方こそ、この一台に注目してください。
ベントレー モーターズ ジャパンは2026年5月13日(水)、SUVラインアップのパフォーマンスフラッグシップ「新型ベンテイガ スピード」の日本市場導入を開始しました。4.0L V8ツインターボエンジンで最高出力650PS(478kW)・最大トルク850Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか3.6秒、最高速度310km/hに達します。先代6.0L W12モデル(635PS/3.9秒)を出力・加速の両面で凌駕する数値を、排気量2L減・気筒数4気筒減で達成。本日5月16日(土)から17日(日)にかけて、横浜会場で特別試乗イベント「Bentayga Speed Driving Days」が開催中です。
注目すべきは、ベントレーが2035年までに全モデルを電動化する計画を表明している点です。新型ベンテイガ スピードは、ハイブリッドと電気自動車に完全移行する前にベントレーが世に送り出す、純粋V8エンジンを搭載した量産モデルとしては最後の1台になります。サスペンション減衰剛性を15%向上させ、新ESC Dynamicモード、Bentley Dynamic Ride、All-Wheel Steering(全輪操舵)を採用し、ラグジュアリーSUVの枠を超えたドライバーズSUVとして仕上げられました。
本記事では、新型ベンテイガ スピードのパワートレイン構造と先代W12モデルとの数値比較、専用装備とオプションパッケージ、そして2035年全電動化を控える内燃機関最終章の市場ポジションを、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点も交えながら検証します。
📌 新型ベンテイガ スピードの全貌、4.0L V8ツインターボと専用シャシーの数値設計

注目はSPORTモードの大幅強化です。サスペンション減衰剛性15%向上、新ESC Dynamicモード、Bentley Dynamic Ride、All-Wheel Steeringの組み合わせで、フルサイズSUVの常識を覆します。
4.0L V8ツインターボのスペック詳細と先代W12との数値比較
新型ベンテイガ スピードに搭載されるエンジンは、専用チューニングを施した4.0Lツインターボ式V型8気筒(総排気量3,996cc)です。最高出力650PS(478kW)/6,000rpm、最大トルク850Nm/2,250-4,500rpmを発揮し、0-100km/h加速3.6秒、最高速度310km/hを実現します。車両重量は2,470kgと、全長5,144mm・全幅2,222mm(ドアミラー含む)・全高1,728mmのフルサイズSUVとしては、軽量スポーツカー級の加速性能を備える数値設計です。ホイールベース2,995mm、ラゲッジ容量484L、燃料タンク容量85Lというパッケージで、ラグジュアリーSUVに求められる実用性と走りの両立を高い次元で達成しています。
注目すべきは、先代のW12モデル(6.0L W型12気筒ツインターボ)との数値比較です。先代モデルは635PS/900Nmで0-100km/h加速3.9秒。新型V8は排気量で2.0L減・気筒数で4気筒減という大胆なダウンサイジングを行いながら、最高出力で+15PS増、加速タイムで0.3秒短縮を達成しています。最大トルクでは900Nm→850Nmと50Nm減となりますが、車重軽量化(W12モデル比で約65〜80kgの軽量化と推定)とトランスミッション・ドライブトレインのチューニングで、加速性能ではV8が逆転する数値構造になっています。ベントレー公式モデルページでも、この数値が公表されています。
SPORTモード強化・ESC Dynamic・Bentley Dynamic Rideの専用シャシー
ハードウェアと並んでベンテイガ スピードを「ドライバーズSUV」たらしめているのが、ソフトウェアと統合シャシー制御の進化です。SPORTモードを大幅に強化し、サスペンション減衰剛性を15%向上させると同時に、新たな「ESC Dynamicモード」を採用しました。これにより、コーナリング時の高い俊敏性と、ベントレーSUVとして過去最高水準のドライバーエンゲージメントを実現しています。SPORTモードの本領は、車速や横G、ステアリング操作量に応じて減衰特性、トルク配分、レスポンス特性を統合制御する点にあります。
カーボンセラミックブレーキ装着車では、ESC Dynamicモードによりオンパワー時のスリップアングル制御や、ベンテイガ史上初となるローンチコントロールにも対応します。同時に、48V電装系を活用したBentley Dynamic Ride(アクティブロールコントロール)とAll-Wheel Steering(全輪操舵)を採用。低速〜中速域では前輪と逆方向に後輪を操舵することで小回り性能を高め、高速走行時には前後輪が同方向に操舵されることで、フルサイズSUVとしては類のないコーナリング安定性を実現します。新型ベンテイガ スピードのドライビング体験は、「動的性能を高次元で統合制御する量産SUVの最終形」を体現する仕上がりです。
22/23インチ専用ホイールとカーボンセラミックブレーキの選択肢
足回りの構成では、22インチ専用ホイールが標準装備されますが、オプションとしてベントレー史上最大径となる23インチ専用ホイールを選択することもできます(カーボンセラミックブレーキ装着車のみ)。23インチホイールの仕上げは、グレーサテン、ブラックペイント&切削光輝仕上げ、グロスブラックの3種類からの選択となります。ブレーキキャリパーには、標準ブレーキ/カーボンセラミックブレーキの両方で7色のアクセントカラー(アイス・ピラーボックスレッド・マンダリン・ハイパーグリーン・シグナルイエロー・クラインブルーなど)が用意されています。エクステリアは他のベンテイガから一線を画す印象的なデザインで、ダークティント仕上げのブライトウェア、フロントドア前端のクロームSpeedバッジ、専用デザインのヘッドランプ・テールランプが標準装備されます。スピード専用オプションの「スピード・ブラックルーフ」は、ボディカラーに応じてグロスまたはサテン仕上げが選択可能です。

📌 W12からV8への系譜・専用装備とオプション体系、市場ポジション

「最後の量産V8」というポジションは、価格には現れない希少性プレミアムを内蔵します。電動化後のベントレーが何を失うのか、新型スピードが逆説的に示しています。
新型ベンテイガ スピードのスタイリング。全長5,144mm・全幅2,222mm・全高1,728mm・ホイールベース2,995mmのフルサイズSUVで、車両重量2,470kg。ダークティント仕上げのブライトウェア、フロントドア前端のクロームSpeedバッジ、専用デザインのヘッドランプ・テールランプが標準装備されます。
標準装備とカーボンセラミック/アクラポビッチ・チタンエキゾーストのオプション体系
新型ベンテイガ スピードの装備構成は、ベンテイガ通常版とは明確に差別化されています。標準装備として22インチ専用ホイール、SPORTモード強化、ESC Dynamicモード、Bentley Dynamic Ride、All-Wheel Steering、スポーツエキゾースト、スピード専用ドライバーインフォメーションディスプレイ、スピード専用シートロゴ刺繍、新開発のプレシジョン・ダイヤモンドキルティング内装が組み込まれます。インテリアでは、助手席側フェイシアおよびドアシルプレートにSpeedバッジが配されており、唯一無二のパフォーマンスモデルとしてのキャラクターが視覚的に強調されます。シートのレザーカラーは幅広いカラーバリエーションから選択可能で、Dinamicaを使用したアクセントセクションとの組み合わせで、スポーティなラグジュアリーが演出されます。
先代W12モデルとの数値比較・「絶対性能で逆転したV8」の意義
新型ベンテイガ スピードの数値設計を理解する上で、先代のW12モデルとの比較は避けて通れません。排気量2L減・気筒数4気筒減という大胆なダウンサイジングを行いながら、出力で+15PS増・加速で0.3秒短縮を達成している事実は、内燃機関の進化が「気筒数や排気量」ではなく「過給・燃焼制御・補機系・統合制御」の領域に移ったことを象徴します。最大トルクのみ900Nm→850Nmと数値上は減少していますが、トランスミッションのギア比最適化と全電子制御による応答性向上で、絶対加速性能ではV8が逆転する数値構造です。
「2035年全電動化」と「最後の量産V8」が示す市場ポジション
ベントレーは2035年までに全モデルを電動化(BEV化)する計画を表明しており、現行の内燃機関モデルは段階的にハイブリッド/PHEV/BEVへと置き換えられていきます。新型ベンテイガ スピードは、ベントレーが世に送り出す「純粋V8エンジンを搭載した量産モデル」としては最後の1台に位置付けられます。この「最後の量産V8」というポジションは、価格表には表示されない希少性プレミアムを内蔵した一台であることを意味します。V8エンジン固有のサウンド・加速フィール・燃焼の質感を好む層にとって、新型ベンテイガ スピードは選択肢の最終形となります。日本市場における新車価格は公式に非公表ですが、参考までに先代のベンテイガ スピード(W12モデル)は約3,300〜3,400万円台でした。新型V8モデルも同等またはそれ以上の価格水準と推定されます。ベントレー モーターズ ジャパン公式「Bentayga Speed Driving Days」イベントページから、最寄り会場の試乗予約状況を確認できます。
📌 たかまさはこう見ている

「電動化前夜の最後のV8」というポジションは、ラグジュアリーSUV市場における歴史的なターニングポイントを象徴します。新型ベンテイガ スピードは、内燃機関の終章を最大級の華やかさで飾る一台です。
20年以上自動車業界を取材してきた中で、ベントレーの「W12からV8への移行」を最初に聞いた時、正直なところ「ダウンサイジングで性能が落ちるのでは」という疑念が頭をよぎりました。しかし、新型ベンテイガ スピードの数値を見て、その先入観は完全に書き換えられました。4.0L V8ツインターボで650PS/3.6秒という数値は、6.0L W12時代の数値を全項目で凌駕する内容であり、ベントレーが過給技術と統合制御の進化に投じた開発リソースの結実を体現しています。排気量2.0L減・気筒数4気筒減での性能向上は、「気筒数で速さを語った時代」が完全に終わったことを示す象徴的な数値設計です。
背景にあるのは、欧州CO2排気量規制の進展と、メーカー間平均CO2排出量規制(CAFE規制)の年次強化です。W12は12気筒固有の排気量と回転質量を背負った構造で、現代の排出量・燃費規制を真正面から受ける構図でした。これに対しV8は、気筒数削減+ターボ過給+電子制御の徹底チューニングで規制適合性と性能を両立し、ベントレーが2035年全電動化までの過渡期を乗り切るための「最適化された内燃機関」として設計されています。Bentley Dynamic Ride・All-Wheel Steering・新ESC Dynamicモードの組み合わせは、ハードウェアからソフトウェアまで一貫したベントレーらしさを保ちながら、フルサイズSUVの動的限界を引き上げています。本日5月16日から17日にかけて開催される横浜試乗イベントは、こうした進化を体験できる希少な機会です。
FP視点で言えば、新型ベンテイガ スピードは「ラグジュアリーカテゴリ最終V8」という希少性ポジションを内蔵した資産です。電動化シフトが進む中で、純粋内燃機関を搭載する量産モデルは段階的に減少していくため、本モデルのリセールバリューは、長期的に「内燃機関最終世代プレミアム」が織り込まれる可能性が高いと見ています。3,300〜3,400万円台のスピード(W12)が中古市場で1,600〜2,500万円台で取引されている事実は、ベンテイガ スピードという車種ブランドが既に確立していることを示します。「電動化前夜の最後のV8」という時代の節目を、フルサイズラグジュアリーSUVの最終形として刻む一台は、所有体験の希少性そのものを資産化する選択肢になり得ます。
🔍 この記事のファクトチェックについて
本記事に掲載した車両画像は、すべてベントレー モーターズ ジャパン公式プレスリリース(PR TIMES経由配信/2026年5月13日付)から引用しています。引用は著作権法第32条に基づき、報道目的での適正な範囲内で実施しています。

