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04/08|新型ネッソ4月発売・FCEV補助金急減と購入判断|たかまさの車×交通デイリー

たかまさニュース(車・道路交通など)

「水素自動車に興味はあるけれど、結局どれだけかかるのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。ヒョンデが2026年4月、新型燃料電池SUV「ネッソ(NEXO)」を日本で発売しました。8年ぶりのフルモデルチェンジで、スペックは大きく進化しています。ただし同時期に、燃料電池車(FCEV)向けのCEV補助金が従来の255万円から150万円へと大幅に減額されました。進化した車と逆風の補助金制度。今、新型ネッソを買うことは合理的な判断なのか。FP記者の視点で実質コストを試算し、購入判断の軸を整理します。

📌 8年ぶり刷新の新型ネッソ。進化したスペックと3グレードの実態

初代から何が変わったか。新型ネッソの核心スペック

ヒョンデ(Hyundai Mobility Japan)が日本市場に初代ネッソを投入したのは2022年。もともと2018年に韓国で発売されたモデルを、日本再参入の第1弾として持ち込んだものでした。そこから約4年、新型はFCEV専用パワートレインを全面刷新しています。

新型の主なスペックは以下のとおりです。燃料電池スタックの最高出力は従来比16%増の110kW、電気モーターは最大150kW。水素タンク容量は6.33kgから6.69kgへ増量し、航続距離はWLTP基準で最大826kmを達成しました。0-100km/h加速も9.2秒から7.8秒に短縮されています。充填時間は約5分と変わらず、走行中に排出するのは水蒸気のみというFCEVの本質は変わりません。

📊 新型ネッソ(The all-new NEXO)主要スペック
・燃料電池スタック出力:110kW(旧比+16%)
・モーター最大出力:150kW
・水素タンク容量:6.69kg
・航続距離(WLTP):最大826km
・水素充填時間:約5分
・V2L機能:標準装備(日本仕様はV2Hも追加)

日本仕様には、アウトドアや災害時に車から家電や住宅へ電力を供給できるV2L・V2H機能が追加されました。これはFCEVが水素を使って発電し続けられるという特性を活かした機能で、48kWhのバッテリーを積むEVとは質の異なる電源供給能力を持ちます。

750万円〜の価格構成。3グレードと装備の差を確認する

新型ネッソの国内販売価格は3グレード構成で750万円〜(税込)です。グレードによって価格と装備が異なり、上位グレードにはデジタルサイドミラーやBang & Olufsenの14スピーカーオーディオシステム、12インチのヘッドアップディスプレイが搭載されます。

参考として、初代ネッソ(2022年モデル)の日本導入時の価格は776万8300円でした。新型の750万円〜という設定は表面上は安くなっていますが、この数字をそのまま「お得になった」と受け取るのは危険です。後述するCEV補助金の制度変更が、実質コストの計算を大きく変えているからです。

826km・5分充填は「使える」のか。水素ステーションの現実

カタログ上の航続826kmは、比較のために言えばトヨタ・ミライ2代目のWLTP最大850kmに迫る数値です。燃費性能だけを見れば、ガソリン車はもちろんEVとも比べものにならない優位性があります。

問題はインフラです。国内の水素ステーション数は2025年時点で約160か所。EV急速充電器が全国に数万か所以上整備されているのと比べると、桁が違います。さらに日本の水素ステーションは営業時間が限定されているものが多く、「スタッフがいなければ充填できない」という制度上の制約もあります。ヒョンデが3月の展示会で水素自動充填ロボットをデモ展示していたのも、この問題を解消したいという意思の表れです。現状、水素ステーションの近くに住んでいるかどうかが、FCEV購入判断の最大の前提条件になっています。

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